Wednesday, February 9, 2011
L'Hystérie 3
「建物の玄関の扉の解放装置が働くのを聞くたび、インタフォンのボタンを指で押して開けようと誰かがするたびに、私は腕のところの肌が指で押されるのを感じるんです。するとそのとき自分のことを笑います。本当はそれが起こった最初だけ笑ったんです。今はもう笑わずに自分の感覚に囚われています。他人のちょっとした動きに注意する度にそれを肌に受けて感じ首や心臓に熱さを感じます。近くにいる男性の呼吸の音が聞こえるだけで、興奮のようなものを感じてしまうことさえあるんです。そんな時は、何かが何の障壁もなく直接体にやってくるんです。あなたの起こす小さな音で、私の肌をいい気持ちにする感覚をすぐ感じます。肌に反響してくるあなたの動きをとても感じやすいのです。まるで私があなたを包む、あなた自身の肌であるように、あなたに起こっていることのすべてを想像するのです。あなたの肌なんですから、あなたの動きを自分の中で感じ取れるのです。」沈黙の後に彼女はこう付け加える。「考えてあなたに話すのは安心しますし、一つの境を付けてくれます。論理こそが境なのです。」